クレジットカードでキャッシングやローンなどのサービスを利用した場合、クレジットカード会員は元金にプラスして金利手数料を支払うことになります。
また、分割やリボ払いでクレジットカードを利用した場合にも、実際のショッピングの代金以外に金利手数料を支払うことになります。
金利に関しては、低いほうが良いという程度の認識は誰でも持っているものですが、細かい金利手数料の仕組みや計算方法は、よく知らないという人も多いのではないでしょうか?
毎月、金利手数料を決まった金額の中に含めて支払うという返済方法を、「元利均等返済」と呼びます。
決まった金額にプラスして金利手数料を支払うという返済方法は、「元金均等返済」と呼ばれます。
元利均等返済は、主として住宅ローンで採用されていますが、元金均等返済はクレジットカードのあるとき払いやリボ払い、またキャッシングやカードローンなどで採用されることが多いようです。
クレジットカードの分割払いにおいては、元金均等返済を変形したやや変則的な返済方法が採用されています。
というのも、元金均等返済では毎月の支払い金額が変化してしまうため、逆算することで月々の支払い額を一定にしているというわけなのです。
金利手数料は、元金と金利、借入日数を掛け合わせて1年を365日とした年間の日数で割ったものとして計算されます。
クレジットカードのパンフレットなどを見ていると、金利の表記として「12パーセントから15パーセント」というような幅を持たせた表現をしているケースが多いことに気がつくのではないでしょうか。
これは、初回のキャッシングでは一番高いレベルの金利が適用され、それ以降は利用実績に応じて金利が下がっていくという意味になります。
クレジットカードで初めてキャッシングサービスを利用する場合には、一番高い金利を見て比較検討しておけば、まず間違いはありません。
クレジットカードショッピングの分割払いでは、支払いの回数が多ければ多いほど金利は高くなります。
金利に幅を持たせているのは、このような理由によるものです。
クレジットカード会社の説明書やパンフレットなどを見ると、クレジットカードで買い物をした場合の分割払いの説明において、「カード利用代金100円あたりの分割払手数料」というものが実質金利とあわせて記載されています。
これは「アドオン金利」と呼ばれるもので、金利手数料を簡単に計算するために便宜上用いられる数字です。
アドオン金利は実質金利とはまったく違うものであるという点に注意しておきましょう。
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