短期間に大きな利益を得ることを目的として、株式市場に参加する投資家のことを仕手とか仕手筋などと呼びますが、これらの人々が好んで売買の対象として取り上げる銘柄のことを仕手株と言います。
能の主役のことをシテ方ということから、その名がつけられたと言われています。
仕手筋の人たちは、ある程度まとまった資金を持っているので、流動性の低い銘柄などに集中的に資金を投下して、意図的に相場を操作します。
資本金が小さくて発行済み株式数が少ないにも関わらず、市場に出回っている株が多い小型株はターゲットにされやすいと言えます。
どうやって仕手株で利益を得ることができるのかと言うと、まずターゲットにした安い株に資金を投入して、株価を上昇させていきます。
そして一般の投資家を巻き込んで、ますます株価を上昇させ、安値のうちに買っていた仕手筋の人たちが、大量の株を高値で売って利益を得るという仕組みのようですね。
売りになった株価は、その後急下落してしまうことが多いようです。
高値で買ってしまった人は、その後の株価の急落で、売るに売れない塩漬け状態に陥ってしまうことがあります。
仕手株の取引は、リスクが非常に高すぎるので、初心者は手を出さないほうが無難だと書かれていることが多いですね。
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