自分がもしも,音痴であった場合に,その音痴を克服するにはどうしたら良いのでしょうか。
そもそも,音痴を克服することはできるのでしょうか。
音痴を克服することは,その音痴の原因により可能であったり難しかったりします。
音痴の原因が,なんらかの原因での耳の機能不全である場合であれば,音痴を克服することは少し難しいかもしれません。
しかし,それ以外の理由の音痴であれば,音痴を克服することは比較的簡単である場合が多いです。
音痴を克服するうえで,大切なのはまず自分の音痴の原因がどんなものであるのかを知る事から始まります。
自分の音痴の原因が,「音を聴くことに耳が慣れていないため」なのか,「発声をすることに慣れていないため」なのかなどを知っておくことが,音痴を克服する第一歩です。
発声することに慣れていない事が原因の音痴であれば,音痴を克服することが比較的容易であるとされています。
この場合の音痴を克服する方法は,とにかく「発声することに慣れる」ことが大事です。
人前で歌うことが恥ずかしい場合であれば,とにかくひとりでカラオケに通ってみたり,また家などで軽くハミングするなどして,「歌う」という感覚に慣れることが,大切です。
この「発声することに慣れていない」ことが原因の音痴の人の場合は,自分で音が外れている事がわかるタイプの人ですので,歌いこむうちに,「音程がとれている」という感覚もわかるはずです。
音程が取れている感覚がわかってきたら,音痴を克服するまでもうすぐです。
とにかく,音程が完全にとれるようになるまで歌いこむなどすると,良いでしょう。
また,このタイプの人であれば,音痴を克服する近道として,自分で歌っている声を,テープなどに録音して聴くのも良いでしょう。
客観的に聴いても,音がはずれていないかを確認できるので,音痴を克服するのも早くなると思います。
「耳が音楽を聴くことに慣れていない」ことが,音痴の原因である場合には,上記の人よりも少しだけ音痴を克服するのに時間がかかるかもしれません。
しかし,訓練することで,音痴を克服することは可能です。
このタイプの人の場合は,音痴を克服するために,まず「音階」というものをきっちりと知ることが大切です。
ピアノなど,音の出る楽器を使って,『ド,レ,ミ』などの音階をしっかりと覚えるようにしましょう。
音を出しながら,その音と同じ音を出せるように同時に発声をしていくことです。
このようにして,音階と同じような音を出すことにより,「音階を聴く」ことに耳も慣れていくため,次第に自分の歌が音が外れているということがわかるようになってきます。
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