近視の矯正手術であるLASIK(レーシック)手術は,とても安全性の高い手術とされています。
しかし,手術である以上,やはりある程度のリスクなどの覚悟は必要です。
では,レーシックの後遺症にはどのようなものがあるのでしょうか。
レーシックの後遺症としては,合併症などの発生が考えられます。
レーシックの後遺症の合併症には,何種類かの合併症がありますが,レーシックの後遺症の合併症の中でもっとも重症のものでは,角膜移植が考えられます。
また,レーシックの後遺症の合併症で,角膜拡張症という合併症も重い部類の合併症にあたります。
その他の,レーシックの後遺症としての合併症には,緑内障の可能性が挙げられます。
レーシックの後遺症として,眼圧が上がる可能性があるためです。
眼圧が上がるというレーシックの後遺症が残ってしまった場合には,眼圧を下げる目薬をさすなどして,眼圧を下げることができます。
ドライアイがレーシックの後遺症としてみられる場合もあります。
このレーシックの後遺症の場合も,点眼薬でのドライアイの治療をすることができます。
その他にも,レーシックの後遺症として再手術をしなければならない場合も出てきます。
このレーシックの後遺症が出る場合は,極度の近視の患者の場合や,レーザーの照射する部分を小さくしたときなどに起こることがあります。
夜間や蛍光灯の下での光が非常に眩しく感じるというレーシックの後遺症もあります。
このレーシックの後遺症の場合は数カ月程度で,良くなる場合がほとんどです。
稀に発生するレーシックの後遺症としては,感染や不正乱視などが挙げられます。
もし感染のレーシックの後遺症が発生したとしても点眼薬での治療が可能ですし,不正乱視のレーシックの後遺症の場合は,たいていの場合は時間が経つとなくなることが多いです。
「偏心照射」というレーシックの後遺症が起こることもあります。
これは,手術の際のレーザーの照射が,瞳孔の中心とズレていたことにより起こるレーシックの後遺症です。
0.8mm以下のズレであれば,問題がないとされているレーシックの後遺症です。
このように,レーシックの後遺症として残ってしまう合併症はいくつかあります。
しかし,そのほとんどの合併症が,容易に治療が可能です。
また,治療が困難とされている合併症が発生する確率は本当に稀で,ほとんど発生することはないといわれています。
しかし,稀といっても発生する可能性はゼロではないので,手術を受ける前にはきちんと納得をしたうえで受けることがたいせつです。
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