セリーヌは子供用の皮革靴店として1945年にフランスで創業しました。
以後、靴やバッグなどの皮製品、アクセサリー等の分野に進出し、品のあるベーシックなデザインでトータルコーディネイトを提唱しています。
創業当時は保守化の流れから、パリのファッションも上流階級の上品な装いであるBCBGが主流で、セリーヌはその中心的存在で持てはやされました。
セリーヌの馬車の柄のモノグラムは、幅広い世代で愛され続けている定番柄です。
1987年にはルイ・ヴィトン・モエ・へネシー社の傘下になりました。
少し前まではクラシックなイメージが強く、どちらかというとモードの世界から遠ざかりつつあったセリーヌでしたが、数年前に新しいデザイナーを迎えた頃から斬新なデザインが加わり、最近の作品は現代感覚にマッチした「最上質なデイリーユース」として人気があります。
特に発売以来大ヒットの、ブギーバッグは、働く女性達から絶大な支持を得ていて、毎シーズン、新しい素材が追加されバリエーションが広がっています。
シンプルなレザーメイドから、Cブラゾンのリリーコレクション、セリーヌの定番となったパリマカダムなど、場所や装いを問わないセリーヌのデザインは、パリのみならず日本でもハイクラスな女性達を魅了し続けています。
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