風水でよく使われる“気”という言葉。
“気”とはなんでしょう・・気とは一般に、目には見えないが、その場所を満たしていると感じられるなにものかのことを指します。
空気やガス、または人知を超えた霊妙なものなどのことです。
流行りのスピリチュアル・ヒーリングの影響もあり、“気”といえば、風水学的なものよりも、霊妙なものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?この“気”とは、本来の風水では大地が発するエネルギーと捉えられていました。
風水学的には「よい気に満ちた場所に、家や墓、都市などをつくると繁栄する」と考えられていたのです。
風水ではよく「家の中によい気を取り入れる」とか、「この家は悪い気に満ちている」などといった言われ方をしますが、その“気”には、やはり神秘的、霊的なニュアンスを感じている方が多いのです。
『風水術』に限らず、古代中国の学問において“気”という概念は大変重要です。
“気”には主に次のような意味があります。
空気、大気、天地間の自然現象。
力、勢い、心持ち、飲用。
身体の根源となる活動力、元気。
万物生成の根源力。
宇宙の蛮勇を生成する質量・・。
以上の様にさまざまな意味を持ちますが、これらは単独ではなく全体でひとつの“気”という概念の意味を表しています。
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