自然風水とは、自然界の地理的な状況を見て、環境の良否を鑑定する方法です。
自然風水には龍・穴・砂・水・局・明堂などの種類があります。
龍とは、自然界の中で山脈の形状が龍のように躍動している形状を龍脈と呼びます。
これが風水の生気があるか、無いかを決定する要素となります。
穴とは、前述の風水の生気あふれる龍脈にある、生気が集まっている場所のことをいいます。
砂とは、前述の穴からその生気を逃がさないために、穴の周囲を守る山や丘のことです。
元来の「砂」という意味ではありません。
山が無い場合は、林や水流を砂と呼ぶこともあるのです。
水とは、風水の生気を留まらせる為に穴の正面に必要な海や池、沼、水流、などの水に関連するもののことです。
局とは、これまでに述べてきた竜、穴、砂、水、の四要素を兼ねそなえた風水上の吉相地のことで、穴を中心とした一帯の場所のことを指しています。
明堂とは、穴の正面から水までに広がる平坦地の事で、もっとも生気あふれる地帯とされている場所です。
また風水に良く使われる言葉である、地球を取り巻く生命エネルギーである「気」には、天の気、地の気、地磁気の3種類があります。
天の気とは、宇宙から放射されてくる気であり陽の性質を持ちます。
地の気とは、地球内部から湧き上がってくる気であり陰の性質を持ちます。
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