風水用語の龍脈とはそもそも、大自然の中を緩やかに蛇行する河川やなだらかな丘を指すのですが、都会においての風水の龍脈というのは、道路や河川になります。
そして、この道路の走り方や河川の流れ方により、人に与える風水のエネルギーの良し悪しが決まってきます。
では、どのような道路の走り方や、河川の流れ方が、風水で良い気を生むとされる場を築くのでしょうか。
これももちろん、まるで龍のカラダの様に自然にくねる、緩やかに蛇行しているもののほうが良いということになります。
しかしながら現代では、人が住みやすい形に街を無理に整えてしまう区画整理や、便利さを追求するあまりの治水工事などにより、道路も河川もびっしりとまっすぐにしてしまうことが多くなっています。
またとくに道路や線路は車や電車が高速で走るため、いい意味で程よくゆるやかな風水の気の流れでなく、速く鋭く強すぎる気の流れになりやすい状況があります。
この結果、風水的にいっても都会はますますさつばつとした気の場と化してきていると言えるでしょう。
これを防ぐには、緩やかな丘陵地帯を形成する、ゆるやかな蛇行の多い道をつくる、もしくは本来のままの河川を保全するなど、意識的に都会に緩やかなカーブを作る努力が必要です。
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