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保険会社の経営健全性


保険会社の経営健全性を示す指標のひとつに、「ソルベンシーマージン比率」があります。
ソルベンシーマージン比率とは、予測を超えるリスクに対するそれぞれの保険会社の支払い能力を示したもので、保険会社を比較する場合によく使われる数字です。
ソルベンシーマージンという言葉には、「支払余力」という意味があります。
保険会社各社は、将来における保険金の支払いなどに備えて責任準備金の積み立てをしているため、通常予想できる範囲のリスクについては対応が可能になっています。
環境の急変などによっておこる大災害や株の大暴落といった通常の予測を超えて発生するリスクにも対応できる「支払余力」があるかどうかを判断するための行政監督上の指標のひとつが、このソルベンシーマージン比率なのです。
保険会社の経営の健全性を示すものであるというようにとらえられていますが、この比率だけを見て全てを判断するのは無理があると言えるでしょう。
200%以上であれば、健全性については一定の基準以上にあると考えることができます。
ソルベンシーマージン比率は、基本的には保険会社に対して行政指導を行うための指標ですが、98年から公表されるようになり、一般の関心も高まっています。


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