土地や建物を担保として金融機関に差し入れ、個人で住宅ローンを組んだり、あるいは、事業を営んでいる方が、金融機関からお金を借り入れようとする際には、金融機関の窓口で、融資に関する申し込みを行い、その後、金融機関側では、融資に関する審査を進めていくことになるのですが、金融機関側では、お金を借り入れたい、と考えている方から、土地や建物といった不動産を担保と差し入れてもらった場合、不動産の担保価値を算定して上で、融資を行うかどうかを決定します。
金融機関側で、不動産の担保価値を算定する上で基準となるのが、不動産の公示価格です。
不動産は、その時々の経済情勢によって、価格が変動するのですが、不動産の価格は、国家資格を持っている不動産鑑定士によって鑑定され、不動産鑑定士によって鑑定された結果をもとにして、官報に掲載されます。
この官報に掲載された、不動産の価格が、金融機関側で、融資審査を行う際に基準とする、不動産の公示価格と呼ばれるものです。
不動産を担保として、金融機関に差し入れてお金を借りようとする場合、こういった公示価格をもとにして算定された担保価値が高ければ高いほど、お金は借りやすくなることになります。
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