民間の自動車保険には、実にいろいろなものがあります。
1997年行われた日米保険協議で「1998年からの自動車保険完全自由化」が決定され、その結果、外資系保険会社が次々と日本国内に参入してくるようになりました。
現在では、国内外のさまざまな保険会社が競うように新しい商品を販売しています。
保険の内容はもちろんのこと、保険料の面で、自動車保険はますます多様化してきているということができるでしょう。
自動車保険の自由化は、ドライバーに幅広い選択肢を与えることになったのです。
以前の自動車保険は、法律の規定により、条件も保険料もすべて横並びの状態にありました。
しかし、自動車保険が自由化されたことにより、同じような内容の保険でも、一つの保険会社とほかの保険会社の価格が明らかに違うというような事態が起ることになりました。
内容が同じであれば安い方が良いと考える人が多いのは当然のことですから、必然的に、保険会社同士の競争が激化していくことになったわけです。
またサービス内容の面でも競争が激しくなり、さまざまな新しいサービスが誕生することになりました。
いろいろ選べるようになった分、自動車保険の選択が難しくなったと言えるかもしれません。
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