語学を生かした就職・転職先で一般的なのは翻訳や通訳、旅行関係(航空、案内業、ホテル等)です。
そのなかでも知名度も高く人気があるのは翻訳業です。
翻訳には、文芸、放送、商業など多彩な職場に分かれており、それぞれに要求されるスキルが異なるものの、「生き物」たる言葉を熟知していることが求められます。
まずは訳す言語を熟知し、言葉だけでなく文化、地域性にも精通し、つねに新しい情報を得る努力を惜しまずに、スキルを維持する必要があります。
そして訳される言語についても普通以上に語彙が豊富で使いこなせる語が多くなければ適切な訳ができません。
そのなかで人数的にも多く求められているのが商業翻訳です。
就職もしくは転職先として企業での翻訳を行う場合、その形態は派遣や、フリーランスとの契約という形態から、社員として仕事をするという形まであります。
企業翻訳スタッフとして企業に就職、転職すると比較的収入は安定します。
企業翻訳スタッフとして就職・転職した後の具体的な仕事は、その会社に必要な資料やニュース記事、マニュアル本などを翻訳する業務。
場合によっては会議翻訳なども行います。
スキルとしては、ある程度語彙が豊富であり、できればその国で暮らしたことがある人で地域性や文化に理解のある人材が求められています。
とくに外資系企業は、翻訳スタッフを常駐しているので、遠くない過去に語学留学経験のある人などは、外資系企業へ翻訳スタッフとして就職、転職するのは如何でしょうか。
また、それほど時事ネタや地域の話題などに強くない人なら、ホテルのスタッフ等のサービス業への就職・転職という選択肢もあります。
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