クレジットカードを使った犯罪が急増しています。
クレジットカードの不正利用といったトラブルに巻き込まれて慌てないために、いざという時のための知識をしっかりと持っておきましょう。
多くの場合、クレジットカード会社に紛失や盗難の連絡をした日からさかのぼって61日前までに起こった損失については保障されることになるようです。
この日数はカード会社などによって違いがあるので、自分の持っているクレジットカードについて、しっかりと調べておきましょう。
クレジットカードそのものは無事でもデータだけ盗まれてしまうというスキミングの手口が流行しているため、クレジットカードの不正利用の実態については、月に1度の利用明細が手元に届いた時点ではじめてわかるというケースも多いようです。
そのような場合でも、利用明細書は1か月後ごとにカード会社から送られてくるわけなので、気付いた時点でただちにクレジットカード会社に申し出をすれば、大きな問題にはならないということになります。
ですからカードの利用明細書は、届いたらすぐチェックし、身に覚えのない利用履歴がないかどうかを調べることが大切になります。
手持ちのクレジットカードに何らかの異変があることに気付いた場合は、一刻も早くカード会社と連絡をとることが重要です。
昨今、クレジットカードによる犯罪が増えているため、カード会社各社もセキュリティ対策には特に敏感になっており、サービスも手厚くなっています。
多くのクレジットカード会社では土曜日や日曜日、休日でも連絡をつけることができる専用の電話番号などを用意していますので、まずはカード会社に連絡を入れてクレジットカードが手元からなくなっていることを伝え、失効手続きをしてもらいましょう。
ほんのわずかな違いで被害の拡大を防ぐことができたという例もあるようです。
緊急の場合の連絡先は手帳にメモしておくか携帯電話に登録しておくなどして、いざという時にすぐわかるようにしておきたいものです。
クレジットカード犯罪による被害は保険でカバーされるケースが多くなりますが、気をつけておかなければならないこともあります。
意外に多いのが、カード会員本人の家族や同居人などによる不正利用によるトラブルです。
本人と非常に親しい間柄にあるような人のカード利用については、あらかじめ本人がカードの利用を了解していることが多いと考えられるため、このようなケースは全くの第三者による盗難の場合とは区別して、保険の対象から外されていることが多いようです。
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