1976年に立ち上げたファイブ・フォックス社の基幹ブランドのコム サ デモードは1980年代の日本のDCブランドブーム全盛期に躍進し、単体では国内最大手のアパレルメーカーです。
コム サ デモードとはフランス語で「こんな様式はいかがですか?」という意味。
コム サ デモードは商業的に展開しているブランドなのでデザイナーは非公開ですが、単品の個性を主張するのではなく、トータルコーディネイトを重視している。
黒髪の日本人に合う服ということで黒をテーマカラーとしています。
コム サ デモードは黒を基調とした落ち着きのあるデザインで、日本の美意識と西洋のデザインが融合したストイックなモードを目指すコンセプトを持ちます。
商品だけでなく、販売員の教育も独特だ。
日本文化を大切にした美意識・価値観を守りながら、コム サ デモードの販売員は「笑顔」「挨拶」「おたたみ」を遵守している。
「おたたみ」とは文字通り、乱れた売り物の服をたたみ直すだけではなく、床に落ちているゴミがあれば拾ってそっとポケットにしまう、そんな日本的な「おもてなしの心」の表現です。
企業の社会貢献という面においては、また、コム サ デモード本社周辺地区の地域清掃を行うなど徹底した「おもてなしの心」を実践しています。
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