就職、転職をする上で実際に役立つ資格とはどんな物でしょうか。
現在は実に数多くの資格や検定試験が存在し、同じジャンルでもいくつかの資格が存在するものもあります。
直接就職や転職に生かすなら、資格の目的を確認しましょう。
というのも、「〜業」として企業登録する際に、その資格者を何人以上置いていなければならない、という規則や法令の定めが設けられている職業があるからです。
つまりその会社に就職、転職するなら絶対必要な資格というのがこれです。
有名なものでは、宅地建物取引主任者(通称宅建)等がそれにあたります。
資格の詳細を確認すると、それが明示されています。
盲点になるのは、資格の属性です。
資格は、大きく分けて「国家資格」「民間資格」「公的資格」の3つに分類されますが、必ずしも国家資格が有利というわけではないのです。
まず業界に精通した人物や企業情報、またその資格を持つ人がどれぐらいいるかを確認しましょう。
同じような資格でも状況によりそのニーズは異なります。
国家資格でも、認知度の低いものや、既に同じもので民間の資格が浸透している場合、たとえ試験に合格しても、直接就職や転職で武器になるとは限らない場合もあるからです。
また、当然の事ながら、資格試験を受ける準備も必要になってきます。
就職、転職に即生かせる資格試験は、どれもそれなりの準備や勉強が必要ですから、本当に必要かどうかを確認したら、できるだけ一発合格をめざし準備するのが大切です。
全体の合格率が10%を切るようないわゆる難関試験を除いて、ほとんどの資格試験では、予備校などに通学し、中でもはじめての受験で合格する人の率が高く、2回め、3回めと回数を重ねるほど合格率は下がる傾向にあるのです。
また、資格ごとに「受験資格」といって、試験の受験者に条件を設けているものもありますので、就職、転職を考えてから取得するのでは間に合わないケースもあります。
もし、ご自分が取得を検討している資格、検定があれば、今すぐ必要でなくても、受験資格ぐらいは確認しておき、受験のタイミングを計画しておくことも、成功の秘訣です。
[前の記事]・就職や転職のために予備校で勉強する
[この記事]・就職、転職に必要な資格取得