未経験のジャンルへ就職、転職するには、予備校などに通って知識や技術を身につけておく必要があります。
予備校へ通うケースには、資格試験の準備や実務経験に代わる勉強、訓練を行うものが一般的です。
実際に、就職活動や転職準備で予備校に通う場合の、具体的な状況をお話すると、ほぼすべてにおいて、「通学しながら」「仕事をしながら」予備校で勉強する、というのが普通です。
予備校にも色々なスタイルやカリキュラムがあるので、まずは自分に合うスタイルを採用している予備校、または近所にある予備校を探します。
そして自分の勉強したいコースがあるかどうか、それは通学のみの講座か、通信やweb受講があるのかも確認します。
たとえ未経験の業界への就職、転職でも、現在の自分の生活スタイルを崩すことなく準備ができるように、予備校側もちゃんと考えていますので、平日夜にだけ通学するコースや日曜日に通学するコースなどを基本としている予備校がほとんどです。
学費面も検討し、また、クチコミも参考にしたほうが良いでしょう。
せっかく時間とお金をかけて予備校で勉強するなら、多少自分の希望と合わなかったり学費が高めでも、合格した人を多く輩出している予備校のほうが良い選択だと思います。
予備校のなかには、学費が安く手軽だというふれこみで受講させるのは良いけれど、試験や現場でぜんぜん役に立たない勉強しかさせないような業者も多数ありますので、信頼度をはじめに調べておくのはとても重要です。
もし身近に、その予備校で勉強した人がいれば、その人に話を聞いてみるのが一番良いでしょう。
また、これも予備校ごとに異なりますが、受講した後の就職、転職のサポートにどれぐらい力を入れているかも大切です。
このとき、あまり「就職活動で有利かと思って」とか「転職するのに必要だから」という表現は避けて、「卒業後の進路として関連する業界への就職などあっせんしているのでしょうか」といった感じで問い合わせたり、受講生に聞いてみるのが良いと思います。
予備校で勉強している受講生のすべてが、それぞれの事情を抱えています。
必要に迫られてという人もいるし、自己啓発として、という考えで勉強している人もいます。
特に就職、転職というのは人生そのものを左右するほどの重大な内容ですから、まわりの受講生からすんなり本音を聞き出すには、それなりの気配りや言葉選びを行いましょう。
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