就職・転職ともに入れ替わりの激しい業種が「営業職」です。
なぜ営業職の人材は固定しにくい傾向にあるのでしょうか。
理由は2つあります。
ひとつは、営業職に向いていない場合、もうひとつが営業に向いている場合、それぞれに「就職・転職先を移る理由」が考えられます。
そもそも営業職の募集は、時期を問わず、人数も多くあります。
基本的に、間口が広いので就職・転職先として内定しやすい傾向にあります。
それは営業職が個人プレー的側面を強く持っているからです。
成績次第でお給料が変動したりと、メリット・リスクも大きい形態です。
営業職に就職・転職した人のうち、しばらく働いてみて「自分に合わない、思うように成果が出ない」という理由で退職する人が、数多く存在します。
間口が広いぶん、それは自然な事です。
一方、営業職に就職・転職した人のうち、営業職が肌に合っておりどんどん成績も伸びていく人にとって、ある程度の成績を出すと、それに満足できなくなったり、さらに自分のスキルを生かせる職場やヘッドハンティング(引き抜き)などの要員で、より自分にマッチした職場へ転身するケースも多いです。
このように、退職の理由がマイナス面に限らないのが営業職の特徴で、それゆえに間口が広くなるという効果もあるのです。
だからといって気軽に営業職に就職・転職しようと考えるのは良くありません。
じっくり考え、自分に適しているかどうか、また、同じ営業職でも、じつにさまざまな形態、種類がありますので、はじめから毛嫌いせずに探してみるのも方法です。
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