「グレーゾーン金利」という言葉を知っている方は消費者ローンに興味を持っている方です。
国会でも取り上げられましたのである程度は浸透しているのではないでしょうか。
ローン、特に消費者ローンを利用している方は知っていなければならない言葉です。
日本語に直訳すると「灰色」ですが、つまり「あいまいな金利」というわけです。
ローンには必ず金利がつきますが、金利には<利息制限法>と<出資法>という法律があります。
これらの法律によって消費者はローン会社から守られているのです。
しかしこの2つの法律には<すき間>があります。
この<すき間>をグレーゾーンと言っています。
更に詳しく言いますと、利息制限法に定める上限金利と出資法に定める上限金利の<すき間>を指します。
消費者ローン会社はこの<すき間>の存在によって存続できていますが、最近になり<すき間>を埋めるべきである、という考えが国会などで論議されています。
<すき間>を埋めることは簡単ですが、問題点としては「この<すき間>を利用していた消費者が借りる場所がなくなることです。
そうした消費者は無法地帯という「闇金」に向かわざるを得なくなってしまいます。
人生も金利も杓子定規に決めすぎては生きづらくなるのは同じです。
<すき間>はローン会社だけに必要なのではなく、消費者にも必要な場合があります。
あなたはどちらを支持しますか?
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