住宅ローンを組む際はいろいろな条件があります。
その1つに年令制限があります。
多くの金融機関が返済終了年令に上限を設けています。
ですので60才で30年のローンは組めません。
そんなときに便利なのが「親子ローン」です。
「親子ローン」とは親子が連帯してローンを返済していく方法です。
民間、公庫ともにありますが、公庫の場合を例にとって紹介します。
公庫の場合は子どもの借入申し込み時の年令を基にして返済期間を選べます。
例え親が60才であろうと30年ローンは組めることになります。
ただ、問題点も考慮しておきましょう。
もし将来、「子ども自身の結婚」などなにかの理由で新たに家を購入しようと思ってもローンが組めないのです。
理由は子どもは親子ローンの連帯債務者になっているからです。
金融機関は住宅ローンが残っている人には新たに住宅ローンは組んではくれないのです。
また、少ないとは思いますが、もし親子でトラブルがありケンカなどして子どもが独立した場合、支払い能力がなくなることです。
人生はなにが起こるかわかりません。
親子ローンを組むときは親子で揃って契約書に署名をします。
このときに親と子どもともに強い意識を確認することが大切です。
親子ローンは親子の絆のバロメーターにもなります。
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