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就職・転職希望者の視野が狭いと言われてしまう理由


就職・転職活動中、内定がもらえず悩むことがあると思います。
不思議なことにそういったリズムというのは浮き沈みがあり、同じ内容の結果通知が立て続けに届くという経験をした人も多いことでしょう。
多くの新卒者が「視野が狭い」と、採用担当者から評されている、という事例があります。
視野、というのは言い換えれば想像力であり、未知の環境や人に対する姿勢のまっすぐさを表現した言葉です。
年齢的に若い新卒の就職希望者が、転職希望者に比べて経験が乏しいのは当たり前の事ですから、「これから接する未知のもの」に対して積極的に取り組んで柔軟に対応できるのか、を、採用試験では試されています。
就職・転職を希望する際その「視野の狭さ」をカバーする方法というのはあるのでしょうか。
根本的にはないと考えるのが普通です。
しかし、経験値を稼ぐ方法だけで視野が広がるわけではありません。
問題となるのは「心構え」「意気込み」なのです。
未経験の事項に対して視野の広さをアピールする方法は単純です。
未知でありながらもどういったものなのかをある程度予測できること、またそれがあまり外れておらず方向性が的確であって、それに対してどうアプローチするのか、明確に考えそのとおり行動・発言できることです。
自分で考え自分で解決していく力を養うために視野の広さは欠かせないのです。
自分の想像できる範囲の外だから拒否する、ということは仕事の現場ではしてはいけない事、というのが普通。
この会社に就職、転職して、新しい環境にどのように臨むのかな、という事をチェックしたいというのが採用担当者の意図なのですから、臆病すぎる人ならいらない、というのが本音です。
新卒者なら、就職活動のなかで「新しい環境」との接点はかなり多いはずです。
しかしそれを積み重ねていき「こんなもんだろう」などとだいたいの予測をしてしまったら、かえって視野は狭くなるのです。
「同じところ」を探すのではなく、説明会などでは「どこが違うのか」を意識することでモチベーションを保ちます。
実際、会社が違えばルールは違います。
そのすべてが明かされないにしても、説明会や面接で多少はそのカラーを感じることができるでしょうから、たくさんの会社を訪問するという就職活動のなかで広い視野を養うことはじゅうぶん可能です。
一度就職し、これから転職したいという人については、前職の経験をアピールするのは勿論のこと、どうしても前職場のカラーに染まっている傾向がありますから、それを捨てるぐらいの気持ちで採用試験、交渉に臨むのが良いでしょう。
前職にとらわれていると、「どうして転職したいのか」という目的が薄れて見えてしまいます。


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