TOP転職・就職|豆知識 > 就職・転職コラム−事業拡大と募集のしくみ


就職・転職コラム−事業拡大と募集のしくみ


景気が回復してくると、「事業拡大に伴う」といった求人募集が出てきます。
当然のことですが、せっかく就職、転職するのだから、伸びざかりの会社が良いと思いますよね。
ここで人件費などコスト面からみる企業の景気と人材の要求というものを考えてみると、実は事業の伸びと人材募集にはタイムラグがあります。
企業が人材を求めるケースというのは、「これから」事業を拡大しようとしている時。
いわゆる仕込みの段階で人員を増やします。
就職、転職活動中の人がぱっと見て「大丈夫かな」と思うこともあるかもしれません。
その会社の現状の事業展開に合わない大々的募集がなされていたりするからです。
人材を求めるときというのは、おおむね新しい事業を立ち上げるときや、またはそこに現在の人員を移すので新しい人材を入れて今ある部署を補強したい、などです。
大きな数の募集はこのような仕組みで行われています。
新規事業に合わせてその会社、部署への就職なり転職が決まった場合は、比較的自由な発想で仕事ができ、雰囲気も固まっていない状況である場合が多いので、息苦しさを感じることは少ないと思いますが、見方を変えると、業務内容が落ち着いておらず、システマチックでないため効率が悪かったり仕事量がかなり多くなるという可能性があります。
特に同じような職業を経験している人がそこに就職、転職した場合には仕事が膨大になって、業務的にバランスが悪くなりがちなので、メンバーとの意思疎通をこまめにはかり、誰かに仕事やストレスが偏らないようチームワークを作り上げていく努力も必要でしょう。
これは人それぞれ性格が異なるので、合う、合わないは分かれてきますが、「目先の変わるフレッシュな雰囲気で仕事をしたい」人と、「既にある仕事を効率的にこなせるよう工夫したりするのが得意」大きくこのふたつに分かれると思います。
特にインターネット関連の会社に就職・転職すると、前者のようにつねに斬新な企画やプログラムを求められるので、そういった雰囲気のほうが好きでやる気が出る、という人には、ネット関連企業をおすすめします。
同じ業種であっても、何か新しいプロジェクトなのか、それとも事業拡大なのか、など、企業側の目的によっても、配属される部署や求める人材は異なりますので、たとえば就職・転職支援サイトでの求人チェック時にも、こういった点に注意して読んでみると、希望にマッチするかどうかが見えてくると思います。


[この記事]・就職・転職コラム−事業拡大と募集のしくみ
[次の記事]・就職・転職で試される本当のコミュニケーション力
【転職・就職|豆知識】記事一覧