ペットロス、という言葉は最近よくマスコミなどでも取り上げられているので、耳にしたことがある方も多いと思います。
これは愛するペットに先立たれて、その喪失感や悲しみから立ち直れない状態のことをいいます。
ペットが家族の一員として愛されている現代社会においてペットロスは深刻な問題となっています。
どんなに可愛がって愛情を注いで育てても、猫は絶対に飼い主である人間よりも先に寿命が尽きます。
ほとんどの場合、時間の経過とともに徐々に立ち直っていくものですが、なかなかそうはいかない飼い主も増えてきています。
これは昔と違って近所付き合いや地域との係わり合いが減ったことで、猫との繋がりがあまりにも強くなりすぎて、猫に精神的に依存している人が多くなってきたからだといわれています。
さらにペットロスは一般的に理解されにくい症状であることも挙げられます。
ペットを飼っていない人や猫が嫌いな人から見れば、「たかが猫が一匹死んだ位で・・・」といった程度の問題ですし、犬にしろ猫にしろ、ペットに対して精神的にある程度距離をおいて上下の関係を築いていた飼い主ならば、悲しみはあるでしょうが、立ち直るのも早いでしょう。
だからといってペットロスは恥ずかしいことではありません。
無理にこらえようとせずにお葬式を開いて埋葬してあげるとか、同じようにペットを愛する友人などに話をして、沈んだ心を外に向けてやることが大切なのです。
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