株式の取引方法には、現物取引のほかに信用取引というものがあります。
信用取引は現物取引とは、全く違う取引方法です。
現物取引では、10万円の資金で10万円分の株しか購入できませんが、信用取引では10万円の委託証拠金をで、約3倍の株を購入することが出来ます。
証券会社が顧客に信用を供与して行う取引なので「信用取引」と言われます。
信用取引は資金だけではなく、株式も借りることが出来ます。
それによって、持っていない株式売るということも出来ます。
これを信用売りとか、空売りと言います。
買いから入る取引の場合は、株が値上がりすると利益が出ますが、売りから入る取引の場合は、株が値下がりすると利益が出ます。
空売りした株が、値下がりした時に買戻しをすると、利益が出るという仕組みです。
買いから入る取引の場合は、現物取引と比べると、3倍の株を買うことが出来るために利益も3倍になりますが、値下がりしてしまったときのリスクも現物取引よりも大きくなってしまいます。
証券会社から借金をして、自分の持っている資金以上の取引が出来てしまうので、ハイリターン、ハイリスクとなってしまうと言えます。
リスクをコントロールさえすれば、ハイリターンとなる取引ですので、利用価値が大いにある取引だと思います。
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