アメリカのニューヨークにある世界最大の証券取引所がニューヨーク証券取引所です。
頭文字を取ってナイス(The NewYork Stock Exchange NYSE)とも、通称ビッグ・ボード(Big Board)とも言われています。
ニューヨークに旅行に行った際には、観光名所となっているくらいに建物も有名です。
現在の建物は1903年に建てられたもので、正面にはコリント式の円柱と、商業を象徴する彫刻が並んでいます。
1792年に設立され、ロンドン、東京とともに世界三大証券取引所と称せられますが、ニューヨーク証券取引所の株価動向は、世界の株式市場にただちに波及していきます。
世界一上場が厳しく、上場企業は約2800社で、そのうち外国企業は約460社です。
日本企業は1970年にソニーが上場して以来、現在ではトヨタ自動車、日立製作所など19社が上場しています。
株価指標は「ダウ工業株30種平均」と言われ、世界の株価に影響しています。
ダウ平均株価を構成する銘柄が、すべてニューヨーク証券市場に上場しているというわけではありません。
1987年のブラックマンデーによる株価大暴落は、世界同時大暴落の引き金になりました。
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