以前、ローンと言えば棲み分けが行われていました。
法律があったわけではなく、自然とお互いの垣根を守っていました。
しかし金融の自由化によりその垣根を越えなければ生き残っていけなくなりました。
それほど遠くない昔、銀行は大口のローンしか扱っていませんでした。
大口のローンを扱うだけで収益があったからです。
小口の個人ローンは消費者金融会社に任せていたのです。
個人ローンは「手間がかかる」という側面の1つの要因でした。
しかし時代の変遷ととも大手の銀行といえども個人ローンの分野に進出する必要に迫られてきたのです。
そうは言いましても銀行は個人ローンといった細かい案件を審査するノウハウを持っておらず、それで消費者金融会社を子会社などにするようになりました。
そして次に銀行自身が個人ローンを始めるようになったのです。
こうしたことは、実は、私たち消費者にとってはとても喜ばしいことなのです。
低金利で借りやすくなったからです。
今後さらに低金利競争は進み消費者にとってはますます利用しやすい時代になるでしょう。
このことはローン会社の格差が開くということです。
私たち消費者はローン会社の特徴をよく理解し上手に利用することが大切です。
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