ペットとして猫を飼った時、どんな猫でも環境の変化に多かれ少なかれストレスを感じています。
こんな状態の時に杓子定規に健康診断を焦ることはありません。
特に子猫の場合、新しい環境に慣れるまで食欲が落ちてミルクを飲まなくなったり、気持ちが不安定になって、ひどく怯えて鳴いたり、暴れたりすることもあります。
猫があたらしい家庭でペットとして落ち着いてから近くの動物病院で健康診断をしてもらいましょう。
もしも寄生虫などが見つかったらすぐに駆虫剤を飲ませて下さい。
人間と同じように母猫の母乳で育った子猫はある程度免疫を持っていますがこの免疫は生後1〜2ヶ月位で弱くなってきます。
ちょうどペットとして引き取られる頃です。
健康診断に行ったらワクチンの接種について相談をしておくとよいでしょう。
、猫免疫不全ウイルス感染症(FLV/猫エイズ)や猫伝染性腹膜炎など、かかりやすいのにワクチンがなく、しかも感染すると治療法がない病気もありますが、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症(3種混合ワクチン)と、猫白血病ウイルス、クラミジア感染症はワクチンで防ぐことが可能です。
一部の地方都市の条例を除いて、猫は犬と違って法的な登録義務はありません。
しかしペットとして一緒に生活をする以上、ペットの健康は飼い主が管理しなければなりません。
猫が幸福に暮らせることに対する責任はもとより、自分の家のペットが他の人に迷惑をかけないという社会的な責任も同時に発生するのです。
[前の記事]・猫の食事
[この記事]・子猫の健康管理
[次の記事]・猫の個性と性格