猫は肉食の動物です。
日本人は何となく猫といえば魚を食べる、と連想しがちです。
もちろん魚は好物ですが、外国では魚よりも肉を食べる動物だととらえられているようです。
これは外国では日本ほど魚を食べない、ということも関係していると思われます。
まだペットとなる前の野生の猫時代は鼠や鳥を主食としていました。
肉だけではなく、骨や内臓も一緒に食べることによって必要な栄養を得ていたのです。
ペットの猫も必要な栄養素は同じで、タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5つです。
肉、特に高タンパク、高脂肪が重要です。
もしも家庭で手作りの食事を与えようと思っているなら、栄養のバランスを考えなければなりません。
キャットフードはバランスのとれた、ペットのための総合栄養食品で、5つの栄養素を含んでいます。
手作り食が愛情が深くて、キャットフードは手抜きではないか、と思っている方もいるかもしれませんが、決してそうではないのです。
本当にペットの身体のことを思うのなら、上手にキャッフードを利用して、時々は手作り食を与えてやれば十分だと思われます。
ペット社会の現代、実に多くのキャットフードが販売されています。
主食ばかりでなく、おかずともよぶべき副食や、猫用のおやつもあります。
猫の食事で大事なことは、量より質ということです。
ペットフードだけでは物足りないからと肉や魚を付け足してやることは、決して猫のためになりません。
ペットの肥満の原因になるのです。
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