有名な「お正月」の中の歌詞に、「犬は喜び庭駆け回り、猫は炬燵で丸くなる。」というフレーズがあります。
犬の方はOKですが、はたして本当に猫は寒がりで炬燵に逃げこんでばかりいるのでしょうか。
猫の中には氷点下2°の屋外でも平気で歩き回っている北国の猫もいます。
ペットとして飼っていればよく分かることなのですが、猫は水を嫌います。
したがって雪も嫌います。
外にいないで、炬燵へ逃げこんだのだ、という説もあります。
猫は大体15度以下で寒いと感じるそうです。
これは個体差とペットか否かによって多少上下差はあるでしょう。
ペットとして暖かい部屋でぬくぬくと生きている猫と、外でサバイバルで生き残らなければならない猫とでは体感温度は違ってくるでしょう。
寒さを感じたら、ペット、野良に限らず身体を丸くして熱を出さないようにします。
もし炬燵の中などに入ったら、その暖かさで四肢を伸ばしきってくつろいでいることでしょう。
しかしこの歌詞が間違っているわけではないのです。
この歌詞が書かれた頃の炬燵には、今のような天板はありませんでした。
この猫はたぶんあたたまった炬燵布団の上に乗っているか、布団に寄り添っているかの状態で暖を取るために丸くなっているのでしょう。
猫はひどい寒がりではありませんが、犬ほど平気ということはありません。
ペットとして猫を考えているなら、冬場には暖を取るためのホットカーペットの用意などをしてあげましょう
[この記事]・猫は炬燵で丸くなる?
[次の記事]・地域猫という選択