クレジットカードを持っていれば、ショッピングなどのシーンで現金のやり取りをする必要がなく、スマートに決済をすることができますが、これは、クレジットカードがその人の支払いを保証してくれるものであるからです。
最近では日本でも、高級ホテルではクレジットカードでの支払いを求められることが多くなっており、クレジットカードの提示がない場合は保証金を取られることもあるようです。
ホテルでの支払いは、滞在が長くなったり、さまざまなサービスを利用したりすると、合計の支払額がかなりの高額に達することがあり、ホテル側としては利用者の支払い能力を把握しておくことはとても重要になります。
クレジットカードの決済であれば、支払いは保証されているということになるため、海外では特にクレジットカード以外での支払いを認めないところも多いようです。
レンタカーもまた、決済にはクレジットカードが必要とされることがほとんどでしょう。
レンタカーでは、車を貸したときの状態のままで確実に返却されるかどうかが大切な問題となるため、クレジットカードが持っている「ID機能」が重要視されるというわけなのです。
インターネットの急速な普及により、ネットショッピングもまたあっという間に一般的なものとなりました。
ネットショッピングにおいても、支払いの基本はクレジットカードであるということができるでしょう。
インターネットの接続環境があり、クレジットカードを所持していれば、世界中の店でショッピングをすることが可能になります。
ただしネットショッピングにおいては、本人認証という点で、トラブルが発生する可能性があります。
ネットショッピングで必要とされるのは、クレジットカードの番号と有効期限だけであるため、他人名義のクレジットカードの番号と有効期限を知っていれば、一時的に決済を行なうことが可能になってしまうのです。
ネットショッピングの本人認証については、さまざまな対策が考えられていますが、カードの利用者の側でもしっかりと自衛することが大事です。
不審な点のあるWEBサイトではクレジットカード番号の入力を控え、極力他人にカード番号や有効期限を知られないようにすることや、毎月のクレジットカードの明細をしっかりと確認し、身に覚えのない使用履歴を発見した場合はすみやかにカード会社に連絡することなどが、安全なクレジットカードの利用という点でとても重要になります。
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