クレジットカードは、今や日本でも一般的なものとなっていますが、クレジットカード先進国のアメリカでは、デビットカードもクレジットカードと並びよく利用されています。
クレジットカードとデビットカードは、どこが違うのでしょうか?
クレジットカードは、後払いという特徴があります。
毎月一回の締め切り期限を設け、ひと月の間のクレジットカード利用額をひとまとめにして、決められた支払日に決済するというのがクレジットカードのシステムです。
クレジットカードの実際の決済については、分割にしたりリボルビングにしたりすることも可能ですし、全額を一度にまとめて支払うことも可能になります。
「リボ払い」という決済方法もかなり広まりつつありますが、日本ではまだクレジットカードの一か月の利用額を一括で支払うやり方をとる人が多いようです。
クレジットカードを利用する時には、買い物をした時に、その対価に見合うだけの金額が支払い口座に残っている必要は必ずしもありません。
クレジットカードを利用したショッピングの代金は、利用者にかわってカード会社がまず支払いを済ませることになるため、利用者としては、将来的な収入を見越した買い物をすることもできるというわけなのです。
カード会社への支払いは、あらかじめ登録しておいた銀行などの金融機関の口座から自動振替するという方法が一般的で、月ごとのクレジットカード利用額をまとめて決済日に支払うことになります。
デビットカードというのは、カードを利用してショッピングをした時に即座にその代金を利用者の金融機関の口座から小売店などの口座へと自動的に振り替えて決済を行なう機能を持ったカードで、カードを利用するたびに毎回最終的な決済を行なうのが特徴的といえます。
日本におけるデビットカードは、2000年の3月からスタートしています。
デビットカードの始まりは、一説によると1980年代のアメリカで、キャッシュカードのことをデビットカードと呼んだことにあるといわれています。
小切手の概念が広く普及しているヨーロッパやアメリカでは、デビットカードは小切手が進化したものとして扱われているようです。
日本のデビットカードは、ショッピングの代金がカード利用者の口座から小売店などの口座にその場で振り返られる仕組みになっており、ATMでキャッシュカードを利用するときと同じように、カードの利用にあたっては暗証番号が必要となります。
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