銀行系クレジットカードというのは、大手銀行を中心とする金融グループが発行元となっているクレジットカードのことをいいます。
銀行系のクレジットカードにはさまざまなものがありますが、金融再編の波にもまれ金融機関の再編が進んだため、今では銀行系クレジットカードと信販系クレジットカードの境界は、かなりあいまいなものになっていることも多いようです。
とはいえ銀行系のクレジットカードは、国内におけるクレジットカード業の中心的存在であり、クレジットカードの発行枚数という点においては、流通系クレジットカードや信販系クレジットカードを抑えてトップに立っており、およそ4割程度に達していると言われています。
銀行あるいは銀行系列のカード会社が発行する銀行系クレジットカードには、一般の人が利用することができる加盟店の数が多く、入会審査が厳しいという特徴があります。
クレジットカードには大変多くの種類がありますが、中でも銀行系クレジットカードはステータスが高く、安心度も高いものとされています。
ステータスを求めて銀行系クレジットカードの会員になるという人も多いのではないでしょうか。
銀行系クレジットカードは、それだけ審査にパスするのが難しいものでもありますが、発行元である銀行に口座を持っていれば、カードの申し込み手続きが多少はスムーズになるというケースもあるようです。
銀行系クレジットカードの例として、「シティクリアカード」をあげることができます。
これはフレックス型リボ払い専用のクレジットカードで、発行元はシティカードジャパン株式会社です。
利用条件に関わらず年会費が永久に無料というのがこのクレジットカードの大きな魅力のひとつですが、ほかにもインターネット上での自動審査で、最短で翌日にはクレジットカードが手元に届けられる即日スピード発行サービスや、海外・国内旅行障害保険、ショッピング保険などが付けられているたいへんお得なカードといえます。
カードの中には、クレジット機能が付いたキャッシュカードというものもあります。
これは、銀行や郵貯などの金融機関のキャッシュカードにクレジットカード機能をプラスオンしたもので、1枚のカードに複数の機能を持たせることによって持ち運びを楽にし、利便性を高めています。
このようなカードを持てば、財布の中がカードでいっぱいになってしまうというような悩みを解消することができますが、多くの機能を持たせている分、紛失してしまった時には非常に困ることになるため、取り扱いは慎重にしましょう。
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