クレジットカードの分類にはいろいろなやり方がありますが、そのクレジットカードの設立母体となった企業や業種などから、大きく5つに分類ことが可能です。
「流通系クレジットカード」と呼ばれるカードは、百貨店やスーパーマーケットなどの系列のクレジットカード会社が発行するものです。
このようなクレジットカードは、日々食料品などの買い物をする主婦層に人気があります。
主婦や学生などを会員として積極的に取り込んでいるため、クレジットカードの審査基準は比較的ゆるやかで、カードの稼働率は高めであるという特徴があります。
また、ほとんどが年会費無料のクレジットカードです。
流通系のクレジットカードでは、「感謝デー」などの特定の日、曜日にカードを使うと割引になるといくようなサービスを実施しているので、自分がメリットを受けやすいカードを比較して探してみると良いでしょう。
流通系クレジットカードは発行枚数が増加傾向にあり、近ごろでは信販系クレジットカード抜いて、銀行系クレジットカードに次ぐ位置を確保するほどの勢いを持っています。
その使いやすさから流通系クレジットカードは今後も、リピーターを抱えて成長していくことが予想されています。
「流通系クレジットカード」のように、発行会社や提携会社によってクレジットカードは「○○系カード」と表現されることがよくあります。
提携カードの場合は特に、提携先の会社がメインとする事業に深く関わる特典がつけられることが多いので、このような呼び方はそれぞれのクレジットカードの特徴をあらわすのにも便利です。
現在では数え切れないほど多種多様なクレジットカードが存在していますが、提携カードと呼ばれるカードの比率はかなりのものです。
提携カードというのは、イシュアーというクレジットカード会社が、他の企業などと提携して発行するクレジットカードのことです。
自社ブランドの、イシュアーが独自で発行するカードのことは、提携カードに対してプロパーカードなどと呼ばれます。
提携カードには、クレジットカード会社が提携する団体や企業などが提供するさまざまな特典やサービスがつくので、カードの利用者にとっては、そのクレジットカードを持つとどんな良いことがあるか、というメリットが分かりやすいのが特徴です。
わかりやすくいえば、ホテルやガソリンスタンド、デパート、航空会社といったところで募集を行なっているようなクレジットカードは、まず間違いなく提携カードだと考えてよいでしょう。
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